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数理言語教室 ば

 小中高生本格学習教室

ば 高校部(新祝園駅近)

□【ば 高校部のご紹介】□

少子化の中、大学入試は二極化しています。これまで同様に入るのがかなり難しい一部大学に対し、推薦やAO入試など間口を拡げてずいぶんと入りやすくなっている大学もあります。

それに応じて、高校入学後の学習の仕方もくっきり二分します。基本的に学校授業と定期試験対策中心の学習で内申を固めていく中学時代の延長のようなスタイルと、本格入試を意識した積み重ねをしていくという方式です。


今時は、(その是非は別として)かなりの割合の高校生が(入学時の学校側の説明とは異なり)最終的に塾や予備校に通って学習補助を受けていると思われます。その場合、一般的には、学校試験補助のような目的であれば個別指導を始めとした補習塾、本格大学受験となる場合は、予備校(大人数講義形式)といった選択になるかと思います。

いわゆる塾形式で、本格受験に対応しているところはあまりないと思いますが、うちの教室の場合は、本格大学受験にも対応している塾という位置づけになります。講師の方も、このような地方で、この規模としては、あまりないような大学受験指導経験をもつ人たちをそろえています。たとえば志望が東大京大医学部といったことでも対応は可能です。

したがって、できれば国公立や難関私立などの大学に向けて学習をしていきたい、しかし大人数の一方通行授業形式は合わないといった場合は、うちの教室をご検討してください。一方で、高校では主に部活動などを中心に過ごし、それでも受験可能という範囲で大学は選びたいという場合や、ともかく学校の定期試験対策をしてもらいたいという場合は、各自の事情に対応しやすい個別指導塾をお勧めしています。

 

予備校との違いということでいえば、予備校では一般的にその教科内容を効率的に(時に面白おかしく)教えますが、うちの教室では内容と同時に学習の仕方やそこに向かう姿勢も重視し、それを自然に習得してもらうことにも関わっていきます。こういった方式は、(数として元々少ない)高校生向けの塾との比較でも珍しいことだと思います。

 

これは私自身がこれまで長く高校生たちを見て来た経験から、どんなに効率的に、あるいはわかりやすく教えても、受け取る姿勢ができていなければ、結局は伝わらないし、定着もしない、と考えているからです

高校での学習内容は中学時代より格段に量も増え、かなり高度化もしますが、一方で大半の高校生は中学時代より学習しなくなることも多いというのが実態です。これは部活やスマホやオンラインゲームに時間を取られてしまうという理由だけではなく、中学時代には実質進学塾頼りでの学習だったため、自分だけで学習する習慣も無いし、実は方法も知らないためであるというのが私の分析です。

この状況は、「難関」高校に合格している生徒でも少なくない割合が該当します。したがって入学後、あっという間に、学校授業にもついていけなくなってしまい、事態に気づいた期末試験終了後あたりに、相談電話が次々かかってくるということになります。中学まで定期試験水準では苦労知らずできた「優等生」たちも例外ではありません。むしろ彼らはそういう事態が初めてのために、途方に暮れてしまう姿も珍しくありません

かといって、その解決のため、高校でまたも依存学習をするのでしょうか?大学入学後にはもはや塾はありません。さらに社会に出たあとも誰かに常に補助してもらうわけにはいきません。基本的には自力で学習をしなくてはならないという日が必ずくると思います。そこへの準備をする、というのも、この高校時代における重要な学びだと私は考えています。そのためにも、大学入学後の完全自立へのつなぎを意識して、ただその場限りで成績を取り繕うのではなく、自分自身で積み上げた力で達成できるように導くというのが、この教室での支え方になります。

 

これは目先の点数だけを特化して追う(その割にその点数でさえ実はろくに上げられない)といった目標でひたすら単純課題反復だけをしていくという方式とは異なる発想ですが、うちの教室ではこっちこそが重要かつ効果的(実際にそのような力をつけないと、大学受験であっても本格的なものには対応はできない)であると考え、指導をしていきます

さらに、高校時代は、将来のどの道に進むかに惑う時期でもあります。単に学校学習と小テストのことばかり考える毎日では、その答えを得ることはなかなか難しいと思います。青年達はみな本当に悩みます。追い詰められたあげく、結局、偏差値で選んだらいいんですか?と真顔で聞かれることもよくあります。

それを見つけるためにはいろいろな刺激や様々な人との出会いが必要です。高校部では、なかなか他ではないような企画もいろいろ実施していきます。キャリア展望の機会も提供します。外の世界にもつなぎます。きっと楽しめると思います。そういったことを通し、この3年で、どの道に進むかを自分なりに探し当ててください。

それぞれの青年がどの道を選ぶのか。その選択の時を楽しみに待ちながら、3年間つきあっていく予定です。

 

<学研校
(高校部
619-0240
京都府精華町祝園西1-16-10
☆近鉄新祝園駅 徒歩5分程度
精華町消防本部向かい
電話:0774-26-6513
E-mail :
bagakken@suri-gengo-ba.com

 

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■2021年新高3は定員に達しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆特集:2020年実施 発展総合探求講座案内◆◆

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当教室では昨年度、主に小学生向けに、「総合探求講座」を開講し、一年間様々な知やものごとに触れてきました。
今年度は、中高生向けに、さらに本格内容にした「発展総合探求講座」を開講します。
案内人は、理系(数学、サイエンス、プログラミング、生物全般特に野鳥・・)も文系(文学、美術、哲学、歴史、音楽・・)もフルマラソンまでもこなす、山西です。

このまま、中高で漫然と過ごしていても、力がつかないということに気づいた人はこの機会を逃さず、ぜひ受講してください。

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★めざすもの

●1●ipadやパソコンを使いこなそう!

今後、社会に出たときはもちろん、大学入学以降はこのあたりのIT機器を使いこなすことがすべての前提になります。小中高でも使用し始めている学校が増えていますが、いまだに昭和方式でのみ行っている学校もまだ多い。しかし学校側の事情に付き合う必要はないと思います。せっかくの21世紀のIT環境なのに、スマホゲームやLINEばかり使ってないで、学習や学び一般でこそ本格的に使用するべきです。その方法を伝授しま

す。これが身につけば、受験学習においても効率が良くなるはずです。
授業では、iPadかpcかmacを準備してください。

●2●すわって黒板をながめていれば「勉強」だ、という思い込みから解放されよう!

学校授業で連日淡々と続く単なる断片知識の一方的注入にはうんざりすると思います。実際にあんなに長時間教室で座っているのに、ほとんど力になっていないということを痛感していると思います。
21世紀の社会に出ていく

キミたちにとって必要なのは、こんな検索すれば出てくる断片用語の受け身での聞き流しではないはずです。
そうではなく、その知識の調べ方、そこからの必要な情報の選び方、そのための読み取り方、戦略的定着のさせかた、そしてすべての背景となる考え方(ものの見方)といったものの習得こそが重要なはずです。(そこに気持ちが向けられるというのが、実は何よりも重要。学ぶことは「損」だから基本的になるべく最低限ですませたい、という種類の大人からは、このような姿勢は決して学べないと思います。)
この授業では、その考えのもとで、より実践的で本質的なことを、ともに興味を持

 

って、学びます。その方が何倍も愉しいし、身にもつ
き、能力も上がっていきます。その方法で学習にも取り組めば、「成績」といったものも伸びていくはずです。

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★なにをする?(ほんの一部紹介。)

●1●「読む」

メインテキストを定めて、

実際に読みながら、読

み方を含めて伝授します。
メインテキストは、話題の本。この本はおもしろい。一生ものになります。(最後に載せるAmazonの書評を読んでみてください。)
『ビッグヒストリーわれわれはどこから来て、どこへ行くのか宇宙開闢から138億年の「人間」史』
(デヴィッド・クリスチャン、シンシア・ストークス・ブラウン、クレイグ・ベンジャミン著、明石書店)
それ以外にもたくさんの本

を使っていきます。絵本や漫画以外、一冊もまともに読んだ本が無いような水準のまま、大学生になっても、本格的な学問はできません。表面的短文情報の氾濫するいまだからこそ、きちんと読むこ

とは重要さを増しています。国語の問題文以外でまともに文章も読んだことがないという人は、ここが読むチャンスです。

●2●「プログラミングする」

文理問わず今後必須知識になるプログラミング講座も季節講座で入れていきます。
このあとの世代は小中か

ら学校で本格的に学んでいきますが、キミたちの世代はまだそこから抜けてしまっています。今後、社会に出て、下の世代から教えてもらうしかないIT難民になるのではなく、まだしも頭の柔らかいいまのうちに習得してしまおう。
ここでは、単なる、機械の

操作言語としてではなく、アルゴリズムといったものの、その発想方法も含めて知ることを重視していきます。Pythonを基本としながら、Excelなども積極的に使っていく予定です。

●3●「問う」

たとえば「問う」ことについて。
学生の立場で、常に問いを出され、頭をひねってなんとかその答えをひねり出す、という訓練を小さい時から繰り返してきたと思います。しかし問うことそのものについて考えたり、正面から自分で作ったという経験は少ないでしょう。
問うとは何か。問い、には、「閉じた問い」と、「開いた問い」に分けることができます。
「いくつですか?」「15歳です」、といったように、はい、いいえなど限定的に答えられるのが、閉じた問い。
「いまどんな気持ち?」のように、自由にいろいろな答えが返ってくるのが、開いた問い、です。
前者は、答えやすい、誰にでもできる、短時間で情報を集められる、という一方で、会話のキャッチボールができない、事務的表面的に
なりやすいといった面もあります。
後者は、自分の気持ちや考えを自由に表現できる、奥まで知ることでより深い情報が得られる一方で、答えにくい、焦点が合わせにくい、会話の技術が必要といった両面があります。
さて自分はこれについてどのように問いを立てることができるのか。その問いはどちらであるのか。
実際に作ってみる中で、そういったことも含めて、自覚的に学びます。

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◆使用予定アプリ一部紹介
〇調査:ウィキペディア、google earth、google arts & culture 、辞書類
〇整理:メモ、Pages、Numbers、Evernote (高校生)Excel
〇発表:Keynote
〇学習管理&連絡:メッセージ
〇プログラミング言語:pythonista

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※Amazonの書評『ビッグヒストリーわれわれはどこから来て、どこへ行くのか』

★考え方・生き方がガラリと変わる歴史書★

「本書では、重要な歴史のとらえ方として、宇宙開闢(かいびゃく)からの歴史を複雑さを増す過程だとしている。
しかし、「複雑さの度合が高い=高級である」とかそういう話ではない。
著者のD・クリスチャンがTEDプレゼンテーションでも説明していたが、複雑さが増すということは、脆(もろ)さが増すということでもある。現在の人間、現在の人間社会は何と脆いことか。それゆえに、私たち人間は、未来について、また、いま直面する課題について、協働して知恵を働かせるべきときなのである。
そのことを意識しながら読むと、自分の日々の生活、一つ一つの行動が世の中のいろいろなこととつながってくる。
数千年後の子孫に誇れるような社会にしなくてはいけない。(孫の世代に、とかいうのは短すぎる)
また人間だけのことを考えるのではなく、生物圏全体の中で他の生物や環境のことも考えなければいけない。
わたしは、人間はもう争い(戦争)などせずに協調していけると信じたい。真の意味で他の生物たちとも共存・共生できると信じたい。138億年という時間を俯瞰(ふかん)することで、あらゆる差が相対化されて無に近づく。
わたしはこの本は、あらゆる差別や格差の拡大などに反対する本でもあると思う。
最初の数章は自然科学の話が続くのでサイエンスの本と思う人もいるみたいだが、これは歴史の本である。
もちろん、人間社会の歴史も丁寧に描かれている、というか、全13章のうち5章以降は人間および人間社会について述べている。
原初の社会については権力の起源にも迫っていて面白い。ここで、「合意性権力」や「強制的権力」などの概念も出てくる。
佐藤優氏の帯文にあった「この本を読む前と読む後では世界の見方が変わる」というのは本当だった。
わたしにも世界観の変化のようなものが訪れつつある。
なお、日本語版監修の長沼毅氏が本書について解説した「ビッグヒストリーを味わい尽くすために」という動画がyoutubeにアップされている。本を読むうえでもとても参考になったので、まだご覧になっていない方にはぜひ視聴をお薦めしたい。
ノブ様(一部略)」

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