数理/言語教室 ば

語彙力・解答力・創造力・社会力

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語彙力、解答力の養成

語彙力は、読解力、創造力といった国語力の中核を伸ばす大切な前提です。英語の長文を読む際に、最低限の単語の知識が必要なのと同じです。具体的には、漢字・ことわざ・慣用句・同音異義語…など知識の習得を目指すことになります。
ただし、単なる一問一答のような演習に留まるのではなく、その語彙の持つ意味・背景などに迫ることにより、「知識の立体化・体系化」を図ります。この段階での基礎訓練を徹底することにより、「漢字のトメ・ハネ」等のケアレスミスを減少させます。

「読解力」「解答力」「創造力」

A.読解力とは…
評論(論説文)においては、筆者のイイタイコトを論理的にとらえること
小説(物語文)においては、登場人物の心情の変化を論理的にとらえること
を意味します。

文章の読み込み→問題演習・解説といった流れで、上記の向上を図ります。
さらには、その文章のテーマである、文化論・哲学論などを噛み砕いて説明することにより、将来の読む力・文章を構成する力の土台を築きます。
また、ここでは「問いに対して正確に答える」といったアウトプットの訓練も重視します。実は国語の成績が伸びない生徒の約半分は、「読めない」のではなく、「読めるけれども答えられない」という点に注意すべきだとわたしたちは考えます。 記述問題を集中的に解きこむことにより、「正しく答える姿勢」をつくります。

B.創造力とは
論理的に文章を構成する力を意味します。

従来は「作文」という形でひとくくりにされてきましたが、ここではあくまで、論理的に自分の考えを表現してもらう「場」としての位置づけです。与えられた命題に対して、自分の主張を、論理的に(相手が納得するように)説明する文章力の養成をします。将来の論文構成力の土台となるものです。

「言語」の授業の最重要部分

おもに「読解力」「創造力」の強化。
コア・レッスンで扱った文章を要約することにより、本文における「筆者のイイタイコト〜評論」「登場人物(主人公)の心情の変化〜小説」を抽出する訓練をします。

まさにこれが読解力、創造力養成の生命線を握ります。問題をただ解いて、「正解した・しなかった」のレベルではこのような力の真の向上はまず望めません。「ば」ではここまでの徹底したフォローをします。
 また、論理的に構成された正しい文章を定期的に書写させます。これによって、接続語、指示語、慣用表現の正しい使い方、あるいは正しい文節相互の関係(主語・述語の関係など)を学ぶことができ、文章力向上につながります。さらには集中した空間をつくるために,書き直しのできない小学生用の万年筆やペンの使用を試行してみます。

社会力(情報整理,暗記技術)

情報整理,暗記方法の習得に最適な科目が「社会」です。小学校段階では網羅的な知識の暗記だけに専念するのではなく,多数の項目を整理するためのノートのまとめ方や,それを元にした暗記の具体的方法などの訓練を行うことも計画しています。このノウハウの習得ができていないのも,最近の大学受験生の大きな欠如です。したがって,この時間を利用して,将来的にひとつひとつをすべて他人に頼らずに独力で整理,暗記作業ができるための基本的スキルを身につけさせることを考えています。
また,「数理」とも連動して,同様な手法で,「人類史」「地球史」「宇宙史」など時間軸を広げた歴史概観にも,将来的には挑戦できないかとも思います。

英語力(外国語,異文化)

来年度に関しては,現段階では開講は未定です。しかし将来的に要望があれば,この『ば』にふさわしい人材の参加を募って,開始することもできるでしょう。幸いにも,わたしたちには長年の経験があり,多くの知己がいます。その中には素晴らしい人材もたくさんいます。
したがって,あとはいくつかのタイミングが合えば,この部分も開講し,他と連動させながら,言語力の強化を図っていくこともできるでしょう。

思想力への試行

生涯で一度も「思想書」を読んだこともないし,教わったこともまったくないという人が,かなりの割合でいるのではないでしょうか。しかし,ある意味でこの種の内容に関する最低限の知識や読書体験,思考体験は,他の何よりも必須の教養であるともいえます。高校生後半段階あたりで,科学哲学も含めた入門書などを読んでみたいと思います。